コミュニティへの思いやり
序文

『社会から得たものを社会に還元する』という理念のもとに、
私たちは環境の持続可能性と社会的ケアの推進に全力を注ぎ、社会善を促進する積極的な推進役を目指しています。公益活動、グリーン持続可能性、教育の深化、文化芸術という4つの主要な方向性を統合し、企業の影響力を活かして地域発展を促進し、持続可能で繁栄した共栄の未来を共に築き上げていきます。

 

 
一、公益と社会貢献

愛を届けて暖かさを広げる – 台南市弱者家庭向け栄養支援計画
誠美材料は社員と協力し、「食の宝箱、共に美しい未来を築こう」という公益活動を立ち上げました。社員の寄付と企業の追加拠出により、わずか半月で50万台湾ドルの栄養支援資金を募ることに成功しました。この活動を通じて、台南市の弱者家庭に500セット以上の栄養食材ボックスを届け、地元の困窮する子供たちに温かい支援と配慮を提供しました。

英雄を守る – 消防設備の寄付およびデング熱防止活動
消防士が有害物質対応任務を遂行する際の安全性を向上させるため、2023年には台南市消防局第四分隊に高度な設備を寄付しました。この寄付には、50セットの半面式呼吸防護具、数百セットのフィルター消耗品、および20缶のONE-SEVEN泡消火剤が含まれています。これらの設備は救助隊員の呼吸安全を守るだけでなく、有害物質対応の効率を大幅に向上させます。

また、2023年に台南市で発生したデング熱流行に対応し、台南市政府に5,000個のスプレー缶を寄付しました。地域の感染予防活動に協力し、企業として地域の公衆衛生支援への責任を果たしました。

二、グリーン・サステナビリティ

国連の持続可能な開発目標(SDGs)に呼応し、私たちは2024年に「グリーン環境プロジェクト」植樹活動を開始しました。企業の社員やサプライチェーンのパートナーと協力し、台南市の新化林場に200本の苗木を植えることで、地球の持続可能性への取り組みを実践しています。このプロジェクトは、森林生態系の回復に寄与するだけでなく、生物多様性の促進、環境の回復力の強化にも役立ちます。また、樹木の炭素固定機能を活用して気候変動の緩和に貢献しています。

三、教育の持続可能性

教育の深化 – 未来の人材育成への連携
専門的な法律人材の育成を目指し、2024年に国立政治大学法学部の校舎建設を支援し、高等教育への支援を示しました。

デジタル格差の解消 – 農村教育支援プログラム
ポストパンデミック時代においてデジタル学習が主流となる中、農村地域のデジタル格差を縮小するための取り組みを積極的に進めています。2022年には東山区と将軍区のデジタル機会センターにそれぞれ40台のタブレットを寄付し、IT応用コースを開設しました。これにより、地元住民がデジタル学習の壁を克服し、教育機会の平等を実現する理念に近づく支援を提供しました。

革新の思考 – 誠美ドリーマーズキャンパスコンテスト
2022年より、「誠美ドリーマーズ」キャンパスコンテストを創設し、学生たちに夢を実現する舞台を提供しています。このコンテストは学生たちの革新的な思考を刺激するだけでなく、光学技術と環境持続可能性の融合を促進します。このプラットフォームを通じて、若い世代の創造性を引き出し、持続可能で明るい未来に向けた新しい章を共に切り開くことを目指しています。

四、文化芸術の持続可能性

芸術と文化の定着 – 美的教育の深化

デジタルアートを学校に融合
2024年、台南市美術館と協力して「芸術教育テクノロジー持続可能性計画」を推進しました。その第一弾として、友達(AUO)のデジタルアート版画《富盛印象》を長安小学校と龍崗小学校に寄贈しました。芸術家の人生物語と創作過程を通じて、児童の美的素養を育み、同時に前向きな価値観を養成し、芸術教育の堅固な基盤を築くことを目指しています。

演劇芸術を地域へ
2023年には、紙風車劇団を支援し、都市部や地方で公演を行い、地元の子どもたちに素晴らしい劇を届けました。嘉義県太保市の南新小学校での『蕃薯森林奇遇記』や朴子市の東石高校での『新月伝奇』の公演では、それぞれ2,000人を超える親子が熱狂的に参加しました。楽しさを通じて教育的メッセージを伝える形式により、子どもたちは劇の幻想的な世界に浸るだけでなく、台湾文化の継承や生態系保護といった豊かな教育意義も体験することができました。

第15回文馨賞銅賞受賞 – 企業の影響力を通じた芸術文化の深化
誠美材料は、芸術文化が科学技術革新の持続可能な原動力であると信じています。長年にわたり、芸術文化活動の支援と推進に注力し、具体的な行動を通じて社会に温かさを注入してきました。その努力は2022年、文化部主催の第15回文馨賞銅賞として認められました。今後も、多様な芸術文化活動を推進し、各界と協力して創造力に満ちた素晴らしい未来を共に創り上げていきます。

企業市民として、私たちは本業の発展に尽力するだけでなく、台湾の文化芸術、スポーツ、持続可能な発展にも積極的に参加し、企業の社会的責任を果たしていきます。

「2020 X-site計画」:多重なリアリティ―膜

2020年「 X-Site計画」計42点の出展作品、優勝に輝く「多重なリアリティー膜」。「誠美材料」は協賛者として、自社の偏光板を提供し、Whyixdチームラボがその光学特性をいかして、「偏光板で遊ぼう」インスタレーションを作りました。
《膜》は多重構造となっているインスタレーションです。「外から内部構造が見えないから、さらに内部の見にくい部分を探求するよう、その中に入ると、その構造とは何かを理解するようになること」という発想から作られたものです。 鑑賞者は、「膜にくぐってみる」プロセスにおいて、多層構造となっているボーダーラインに包まれ、偏光板(polarizer)の光学特性によって目の錯覚である“錯視”を体験できるようになり、くぐることもできない黒い壁が一瞬透明なボーダーラインに変身することもあります。一体「リアリティ」って何でしょうか。繰り返して問うことにより、探求していく仕組みとなっています。人間の構造への干渉は関係の構築につながり、五感を通して環境や未知を探求していくことから、「リアリティ」についての可能性が建物に反映され、そのつながりが作品の一部となって、見事な融合を見せてくれます。 《膜》という作品は、機械装置やテクノロジーを用いることではなく、ピュアな素材や構造のみが利用されることにより、偏光板(polarizer)の光学特性をいかして、生み出す交錯する現実と幻の超初体験。